ダブルクロス
・"サニーデイジー" 先崎日々(さきざき ひび)
シンドローム:ブラックドッグ/キュマイラ
Dロイス:愚者の黄金
レネゲイド事件に巻き込まれてオーヴァードになった少女。頭の出来が残念な分肉体が頑健で、小柄な高校生女子ながら肉体系のバイトをしていた。
家は貧乏でありながらもありふれた温かさに溢れており、一人娘として愛されていた。
オーヴァードとなってからは獣化と雷撃能力を得る。雷を纏った殴打による白兵攻撃を得意としていた。
戦闘が激化していくうちにレネゲイドに侵蝕されていき、強くなっていく代わりに精神的に不安定になっていった。
最終的にジャーム化し、仲間に介錯される。死体は灰になり街へ散っていった。
・"物語を結ぶ(クロス・エンカウンター)" 結城円(ゆうき まどか)
シンドローム:ウロボロス/ウロボロス
Dロイス:対抗種
ある強大なオーヴァードの模倣体、の出来損ないとして生まれた女性。何をするでもなく茫然と生きていたが、仲間たちと出会うことで興味と自分の存在意義を大きくしていった。
非常に小柄な身体に童顔、豊かな胸部を持っている。要素だけ見れば魅力的な女性でありながら、デリカシーのない性格がすべて台無しにしている。趣味と笑い方がとても悪い。
当初はエグザイルピュアであったが、他シンドロームのレネゲイドを取り込んで後天的にシンドロームを増やし、最後にはウロボロスに覚醒した。エグザイルとサラマンダーの適性がやや高い。
能力の出力は全体的に不安定。自分に余波が跳ね返ってくる、そもそも状況によっては何もできないなど、いちオーヴァードとしては扱いにくい部類に入る。良い状況を作り配置することができれば法外な成果を望める、かもしれない。
・"灰色の雨の粒(グレイン)" 八崎青司(やつざき せいじ)
シンドローム:エンジェルハィロゥ/モルフェウス/ノイマン
元FHの実験体であるUGNエージェントの男性。任務を粛々とこなす仕事人。
言動が固く顔立ちも鋭く、表情もおおよそ険しいものであり女子供からは大抵怖がられる。実際には冷徹になりきれない人間的な甘さや優しさもある……が大抵の場合は気づかれない。
既成武器のショットガンと錬成銃の二丁拳銃スタイルで戦闘する。オーヴァードの力を見せてはいけない現場でも銃一丁で切り抜けることができる。
覚醒する前から裏社会で生きていたことに目を付けられ、FHの実験にかけられて覚醒した。
戦闘特化のチューニングをされているが、簡単な諜報能力もある。エージェントとして運用しやすい人物。
FHでのかつてのコードネームは“BSB08ーブルーサルビア”。
・"エンジェルナード" 黒曜弥生(こくよう やよい)
シンドローム:バロール/オルクス
重篤気味なアングラ少女。自分の趣味に生き、仕事や任務は大抵二の次。
年齢二桁ギリギリという幼さでありながら内面に渦巻く欲望は下種な大人も顔負けな程。言動、思考、すべてが幼気とは程遠い人物。
蔦を召喚し、相手を拘束して徹底的に動きを制限する能力を得意とする。決定力がないのでサポーターとして徴用されるが、同時にアングラ方面に耐性のない味方の精神も汚染する。
また、敵や作戦対象が自分の好みであれば縛ったりひん剥いたりして思うままに弄ぶ悪癖がある。再三注意されても全くやめる気はない。怒られた後は少しだけ本気で仕事する。
・"イグノイア" 白墨さゆ(しらずみ さゆ)
シンドローム:ノイマン/ノイマン
Dロイス:達人
支部長の座に就く無性のアルビノ。成人しているが、実験の後遺症で12歳程度の身体年齢で成長が止まっている。
ノイマンの中でもさらに驚異的な演算能力を持つ。物理的な障害すら乗り越えるほどの銃さばきを見せる、まさに「達人」。
演算能力が引き上げられた代わりに、記憶を1日以上保持できないという難点を抱えている。
記録さえ残っていれば即座に理解し前日の続きを行えるため、こまめに自他の情報をタブレットに残している。
かつては普通の感性を持った少年であったが、妄執に駆られた科学者の実験体として育てられ、犠牲になった。その結果、色素を失い、性別を失い、記憶する力を失い、異常なまでの演算能力だけが残った。
・"カレントウェーブ" 渦島うねり(うずしま うねり)
シンドローム:ブラックドッグ/ハヌマーン
大学生のレネゲイドビーイング。片側だけのドリルヘアーが特徴。
死にゆくEXレネゲイド群体の最後の希望として生まれた個体。人を理解し、人に触れ、人と生きることを願った仲間たちの想いを受け継ぎ、とても友好的な性格。
人に馴染んでいるが故に逆に人間らしすぎるところもある。庶民的でやや俗物的なほど。
大学生活を楽しむことをなによりとしており、身近な仲間にもそうであってほしいと思っている。積極的にUGNにもFHにも関わりたがらないが避けられない問題に直面する時は手を貸したり貸されたりする。
殺人的なまでに広範囲かつ強力なレネゲイド干渉を行うことができる。レネゲイドビーイングであることも合わさり、対多数戦に非常に有効な殲滅力を持っている。攻撃を受けた相手は強烈な疲弊と痺れを覚えるか、もしくは気絶する。殺すことはなるべく避けようとする。