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「私たちは既に成熟している。故にお前などいなくても望む道を切り開ける。
私たちには余裕がある。故にお前のような未熟者を道楽で囲いこむこともできる」
「……わがままが許されるのはキミらがいるからだって分かってる……。だから、自己満足で終わらせない。居場所は、自分の手で勝ち取ってみせる」
「哀れなものとは欲に振り回される存在を言うのだろうよ」
「これが賢くないやり方だって、一番よく分かってるのはあたし自身だ! 諦めれば、昔みたいに自分に合った役目を果たせば丸く収まる、だって今までそうだったから! でもあたしはもう昔のあたしじゃない。やりたいことを、なりたいものを見つけたんだ。
あたしは絶対に諦めない。なりたいあたしになれるまで、姉さんの隣に立てるほど強くなるまで……絶対に」
「私たちは人形ではない。だが、機械であることを忘れた先に何が待っているか、いつかお前が見せてくれるだろうよ」
足掻くひと見下ろすひと のはなし
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